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一ノ瀬 暢之
Macromolecular Reports, 33(SUPPL.1), p.33 - 36, 1996/00
石英ガラス上に3-メルカプトプロピルトリメトキシランとヨード酢酸あるいは無水マレイン酸を用いて作製した有機シラン膜のレーザーを用いたマイクロパターニングを行った。ヨード酢酸を用いてS原子上にカルボキシメチル基を導入した膜では30mJcmpulseのKrFレーザー光をフォトマスクを通して600ショット照射することによってカルボキシメチル基の光分解によるマイクロパターニングを行うことができた。非照射部のカルボキシメチル基のパターン上に縮合剤を用いてアミノ基を持つ高分子(タンパクなど)を固定することができ、照射部では固定されないことが分かった。XPSによりカルボニル基の消失とイオン原子の酸化が示され、選択的にC-S結合が光化学的に切断されることが分かった。一方、無水マレイン酸を用いて作製したシラン膜では、パターニングにより高いレーザー光強度を要した。
Haque, M. E.*; 吉井 文男; 幕内 恵三
Macromolecular Reports, A32(Suppl.3), p.249 - 254, 1995/00
放射線加硫天然ゴムラテックスフィルムの粘着性をなくすために、種々の検討を行った。その結果、水道水中に漬けるとハイドロゲルやタルクを塗布した市販のゴム手袋と同じように粘着性がなくなった。水道水による処理は、80Cのような温度が高い方が短時間(10分)で粘着性をなくすことができる。粘着性がなくなるのは、水道水中の炭酸カルシウムがゴム表面に沈着することによる。粘着性をなくすのに必要な炭酸カルシウム濃度は、100mg/lである。沈着した炭酸カルシウムは極めて安定で、蒸留中で70C、30分の加温まで全く脱離がみられなかった。
吉井 文男; 幕内 恵三
Macromolecular Reports, A30(SUPPL.1-2), p.127 - 135, 1993/00
従来尿素と包接化合物をつくる物質は尿素がつくるカナルの径が5であるためにごく限られたものしか包接化合物をつくらなかった。しかし、我々の研究において、ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)が介在するとこれまで尿素と包接化合物をつくらない物質がHDDAによりカナル内に引入れられる。これを誘引剤、忌避剤、防殺虫剤を包接して尿素カナルから徐々に放出するか、また完全に封じこめるために、モデル化合物としてリーフアルコール(葉っぱの匂い)、(LEA)を使いHDDAとの包接化合物の熱安定性やカナル内からの放出性を調べた。熱安定性はLEAのOH基とカナルとの水素結合による相互作用によりHDDA単独よりも安定になる。LEA尿素混合物は15日で全部が揮発し、未照射カナルからは75日で揮散した。照射カナルは初期に揮発するが、その後は40%が重合したHDDAオリゴマーの間に包接される。その線量は30kGyである。